ＥＱ（Emotional Quotient）とは、感情の知能指数を表す概念です。
つまり、自己理解や他者との関係構築、ストレス管理などの能力を測る指標です。

従来の知能指数であるＩＱ（Intelligence Quotient）が認知能力を測るものであるのに対し、ＥＱは感情や人間関係に関する能力を評価します。このＥＱが高い人は、自己管理ができ、他者とのコミュニケーションも円滑に行える傾向があります。これにより、仕事やプライベートの両面で成功を収める可能性が高まります。

茨城県内の市役所で管理職向けに「EQセルフサイエンスプログラム」研修を実施した背景には、現代社会において、管理職が直面する課題が複雑化・多様化していることが挙げられます。単なる知識や技術だけではなく、人間関係やコミュニケーション能力がますます重要視される中で、管理職が持つべきスキルの一つとしてＥＱの向上が求められています。

今回の研修では、参加者に事前に２５０問のＥＱテストを受検していただきました。

これにより、参加者は自己の感情や行動特性を客観的に把握することができ、それを基に自己理解を深め、さらなる成長や改善につなげることができるようになります。強みや弱みを認識し、弱みの改善に取り組むことは、リーダーシップの向上やチームの効果的な運営に直結します。

ＥＱセルフサイエンスプログラムの目的は、参加者が自己の感情や行動特性をより深く理解し、それを活かして自己成長やチームの発展に貢献できるリーダーシップを発揮することにあります。このような研修を通じて、管理職が持つべき能力を高め、組織全体のパフォーマンス向上に寄与することが期待されます。