EQと心理学で人と組織を育てる

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EQ(心の知能指数)で組織は変わる。
感情を“活かす力”が、人とチームの可能性を引き出す。

「どんなにスキルが高くても、人間関係のストレスで力を発揮できない」
「チームの空気が悪く、職場がぎくしゃくしている」
「部下の感情をどう扱えばいいのか分からない」

そんな課題を感じている企業・組織が今、注目しているのが…
EQ(心の知能指数)=感情を活かす力 です。

私たちはこれまで「仕事は理性で進めるもの」と考えがちでした。
しかし、実際の行動や判断を左右しているのは“感情”です。

EQを高めることで、人は感情に振り回されるのではなく、
自分の感情を理解し、相手の気持ちに寄り添い、状況に応じて行動を選べるようになります。

その結果、職場の空気が変わり、チームの生産性と信頼関係が同時に高まる
これが、今多くの企業がEQを導入している理由です。

EQとは? ― 感情を「整え、活かし、伝える」力

現在イエール大学学長を務めるピーター・サロベイ博士とニューハンプシャー大学教授のジョン・メイヤー博士は、「ビジネス社会における成功の要因とは何か」を心理学の立場から探ることに着目し、1990年にEQ(Emotional Intelligence Quotient)理論を提唱しました。

ピーター・サロベイ博士
ジョン・メイヤー博士

EQが提唱された経緯

企業や組織の成果を大きく左右するものに「EQ(Emotional Intelligence Quotient)」というものがあることをご存じでしょうか?

EQとは、感情の知性、こころの知能指数とも言われていますが、「この人なら信頼できる、一緒に仕事がしたい」と思わせる人間的魅力と言い換えてもいいでしょう。

EQ理論は、アメリカのイエール大学のピーター・サロベイ博士とニュー・ハンプシャー大学のジョン・メイヤー博士によって提唱されました。
2人の心理学者がこの分野に着目したのは次のような経緯からでした。

アメリカの社会は実力主義であると同時に、その能力を裏付ける意味での学歴社会という側面を持っています。そのため、よく知られているIQ(Inteligence Quotient)の高い人がビジネスでも成功すると一般的に考えられてきました。ところが、サロベイ、メイヤー両博士が多数のビジネスパーソンを対象に行ったフィールドワークによると、IQの高い人が必ずしもビジネス社会で成功するわけではないという結果が出たのです。

「これはどういうことだろうか?」と疑問を抱いた両博士は、ビジネスで一定の成果を収めた人たちを対象に、IQ以外に共通する何かがないかを調査することにしました。

その結果、明らかになったのが「ビジネスで成功をしている人は、対人関係能力に極めて優れている」ということでした。具体的に言うと、ビジネスで成功している人というのは、自分自身や相手の感情を理解して、自分の気持ちを上手くコントロールしながら、相手の気持ちに働きかけることができる人だったのです。

このような能力に長けている人の周りには、多くの協力者が集まり、結果として高い業績を残したのです。両博士はこの能力をEI(Emotional Intelligence)と名付けて、1990年に論文を発表しました。

なぜ今、EQが求められるのか

現代の職場では、テクノロジーの進化と働き方の多様化が進む一方で、
「人間関係」「感情の管理」にまつわる問題が増えています。

  • リモートワークでのコミュニケーション不足

  • 上司・部下・世代間ギャップによる誤解や摩擦

  • 感情労働によるストレスと燃え尽き

  • メンタル不調・離職率の上昇

  • チーム内の心理的安全性の欠如

これらはすべて、「感情の扱い方=EQ」が不足していることが根底にあります。

だからこそ今、EQを高めることは“組織を根本から変える最も実践的な人材戦略” として注目されているのです。

IQ(思考能力)とEQ(感情能力)

IQが「物事を記憶し、知識として生かすことで問題解決を行う能力」とするなら、EQは「感情を管理し、利用することで、問題解決に適切な思考や行動に導く能力と言えます。

ビジネスの業務にはIQは欠かせませんが、その時々の感情の状態によって発揮度は差が出ます。EQを発揮することでIQを十分に発揮することができます。

また、EQとIQの関係を理解したり、EQをどう活用させれば結果を得られるかと考え、結論を出すのはIQです。
ビジネスの遂行や良好な対人関係の構築には、どちらか一方だけでなく、両方を上手く活用することが重要です。

誰もが使っている能力・開発できる

EQこころの知能指数

人の態度や物言いなどのあらゆる言動は、その時々における自分自身の感情の状態に大きく左右されています。
また行動することで感情を変えることもできます。

誰でも必ず使っている「感情」を意識すること、そしてコントロールし、自分にとって適切な行動を取ることが「EQを発揮すること」です。

EQは遺伝などの先天的要素が少なく、教育や学習、訓練を通して高めることができる能力といわれています。

適切な訓練によって、その発揮能力を高めることができます。
「EQというのは能力であり、EQを発揮することは自分の能力を発揮することだ」という意識を持つことは、EQを高める第一歩です。

EQで得られる3つの効果

1. 自己理解が深まり、感情に強くなる

怒り・不安・焦りといった感情を客観的に捉え、冷静に行動できるようになります。感情に振り回されず、安定した判断ができる社員が増えることで、職場の雰囲気が穏やかに整います。
 

2. 対人関係が改善し、チーム力が上がる

相手の立場を理解し、感情に寄り添う「共感力」が高まることで、上司と部下・同僚間の信頼が生まれ、協力し合う風土が根づきます。
 

3. 主体性とモチベーションが高まる

感情をコントロールできる人は、自分の目的や価値観に基づいて行動できます。EQを学んだ社員は、「自分が選んで働く」マインドに変化し、組織全体の活力が高まります。

EQが生み出す“人と組織の好循環”

EQの向上は、個人の内面変化から始まり、
チーム → 組織全体へと波及していきます。

  • 社員が安定すると、チームが協働しやすくなる

  • チームがまとまると、リーダーのマネジメントがしやすくなる

  • 組織の雰囲気が良くなると、採用・定着率が上がる

このように、EQは組織を“内側から変える”経営資源

人材育成や働き方改革の中心に据えることで、長期的な企業価値向上につながります。

4つのブランチ(4つの個別能力)

EQ提唱者のサロベイ、メイヤー両博士は、EQとは「大きく4つに分類される個別能力によって構成され、それらの複合的な働きによって発揮される総合的能力である」とし、それぞれの働きや相互関連性を分析解明しました。

適切にEQが機能するためには、EQを構成する4つの能力がバランス良く発揮されることが重要になります。
自分のEQを知るとは、この4つの能力がどのようなバランスになっているかを知るということです。

組織力を高めるためには社員のEQ開発が重要です

EQは遺伝などの先天的要素が少なく、教育や学習、訓練を通して高めることができる能力といわれています。
先述したとおり、EQ提唱者のサロベイ、メイヤー両博士は、EQとは「大きく4つに分類される個別能力によって構成され、それらの複合的な働きによって発揮される総合的能力である」とし、それぞれの働きや相互関連性を分析解明しました。

1.感情の識別:気持ちを読み取る能力
2.感情の利用:ふさわしい気持ちを作り出す能力
3.感情の理解:気持ちの原因が分かり、変化を予測できる能力
4.感情の調整:気持ちを調整し、ふさわしい行動へとつなげる能力

EQIⓇ行動特性検査を活用することで、個人の「強み」と「弱み」を把握し、「あるべき姿」と「現状」のギャップを理解し、社員個々の育成ポイントを見極めることが可能です。

EQIⓇ行動特性検査

EQI®行動特性検査は、普段の自分のコミュニケーションパターンを知るために、手軽で大きな効果が期待できる「見える化」ツールです。
本来この検査ツールはEQ(こころの知能指数)を高めることを目的として開発されていますが、当社の企業研修では、EQI®行動特性検査を現実的な自分の足元を見るための導入ツールとして積極的に活用しています。

コミュニケーション心理スクール

体験講座のご案内

【オンライン】 

・2022年6月24日(金)
 19:00~21:30 


【水戸会場】

・2022年6月11日(土)
 10:00~13:00 


・2022年6月25日(土)
 13:00~16:00 

 

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