happinessとsmileの連鎖を創造する
一般社団法人日本ハピラボ協会
〒310-0852
茨城県水戸市笠原町1189-2グリーンヒル西野ビル2F
2024年1月10日に茨城県内の県立高校で「高校生の為のアドラー心理学」というテーマで講演をさせて頂きました。1年生~3年生の全校生徒が体育館に!550名!皆さん真剣に聞いて頂き、メモとって頂きありがとうございます。
内容は、生きづらさを招く対人関係の姿勢について50分でお話をさせて頂きました。
・承認欲求をベースに対人関係を構築しないこと。
・競争という意識で対人関係を捉えないこと
・自分の課題と他人の課題を取り間違えないこと(課題の分離)
高校生にできるだけわかりやすく伝えたいと思い、講師陣2人(伊藤やすおと中村友美)で寸劇を披露。
中村先生は教育熱心な母親役を演じて頂き、私、伊藤が心理カウンセラー役。寸劇などを取り入れ講演するスタイルはハピラボ流で私共からするといたって普通のことですが、初めて見聞きする方々にとっては新鮮だったようで大好評でした!
講演で特に学生たちに強調したのが「健全な劣等感」についてです。健全な劣等感について簡単に触れておきたいと思います。
アルフレッド・アドラーの重要な概念の一つが「健全な劣等感」です。
アドラーは、劣等感が人間の行動に影響を与えるとともに、それが成熟や個人の発展にも寄与すると考えました。健全な劣等感は、他者との比較ではなく、自分自身との向き合い方に焦点を当てます。
この概念によれば、劣等感が健全であるとは、その感情をポジティブなエネルギーに変換し、自分の短所や不安に対処する能力を指します。自らの弱点を受け入れ、成熟した自己認識を持つことが重要であり、それによって他者と比較することなく、個々の個性や才能を発揮できるようになります。
アドラーは、健全な劣等感を通じて、人は自らの目標に向かって前進し、他者と協力する力を発揮できると認識していました。この概念は、自分を受け入れつつも向上心を持ち、他者との共感や協力を大切にする、健全な心の発展を促進する要素となっています。
このような深い内容を50分で、さらには高校1年生レベルでもわかるように伝える。
私たちも鍛えられます♪